幼児教育における習い事の位置づけ

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幼児教育における習い事の重要性

通信教育や幼児教育など、幼児期においてさまざまな習い事をさせるのは、将来にわたりプラスに働くことが多いということがわかってきました。以前は小学校に入学するまでは特に習い事を始める必要はないと言われて来ましたが、最近では習い事を始める時期が早ければ早いほど子どもが身につける力も大きいと言われています。

例えば、ソニーの創業者であり日本を代表する企業家である井深大氏は、著作《幼稚園では遅すぎる》において、大脳生理学や遺伝子の研究により3歳ぐらいまでには脳細胞の大半が形成されてしまうと述べています。井深氏は他にも《0歳からの母親作戦》といった著書がありますが、何より1946年にソニーの前身である東京通信工業を立ち上げたメンバーの一人として有名です。
参考:井深大


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何の習い事を始めるか

幼児教室に通うにしても、通信教育で家庭で行うにしても、どの習い事を始めるかを考える際に、親の希望よりも子どもの希望を優先させてあげたいという親御さんも多いと思います。とはいえ、子どもがまだ小さい時期には十分な情報量も判断力もあるわけではないので、たまたま聞いたことがある、友だちがやっている、など思いつきで候補をあげることになります。

習い事を続けるには本人の意志がとても重要になるので、もし仮に思いついただけだとしても、そこから開始することは悪くありません。何を始めるかは子どもとよく相談して決めていけば良いのですが、継続して続けるにはやはり親のサポートが必要になるので、子どもの希望であったとしても、保護者としての判断や覚悟は必要です。


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幼児教育が子どもたちの自由を奪い、大人が無理やりやらせているようなイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、そうではありません。大人がきっかけを作ってあげることにより、子どもが自ら自分のやりたいことを発見し、進みたい道への手助けにもなります。子どもの可能性を広げ、様々なことに興味を持つ好奇心旺盛な子どもに育てるのも保護者の役割です。

また、幼児期から習い事を始める目的は好奇心を育てるだけではありません。スポンジが水を吸うかのように吸収していける幼少期は、様々なことを獲得する絶好の時期です。

難関校に2,500名以上も送り込んでいる名門指導会代表である西村則康氏は、早期教育のほとんどは間違っていると指摘した一方で、子どもが自ら楽しんでいる習い事には効果があると述べています。つまりは親の都合で本人の意志に無関係に詰め込もうとしても効果が薄いばかりか逆効果にもつながりかねませんが、子どもが喜んで嬉しそうに取り組んでいることには成長に寄与するわけです。
参考:子育て・教育コラム 頭のいい子の育て方 西村則康

幼少期の習い事はなぜ効果的か

例えば、生まれたばかりの子どもに意識して母国語を教えなくても、子どもは生活の中で自然と言葉を覚え、その意味を理解し、成長と共に自ら日常生活で使えるようになります。英会話教室において、大人が苦手とする英会話を幼児期の子どもたちがネイティブに近い発音で話すことができることがありますが、本人たちには無理やりやらされている意識はありません。

これは幼児教育や大人との交流や同世代との遊びなどを通して、子どもの素直な欲求や感性が学びにつながっているのです。
未就学児は「英語のテストで高得点を取りたい」とか「海外で活躍したい」という目標を持って学んでいるという意識ありません。それでも自然と吸収できるのは、大人にはない子どもだからこそできる吸収力の高さからくるものです。


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同じことは音楽に関しても言えます。ピアノやバイオリンといった楽器の演奏についても「音楽家になって有名になりたい」という意識を持つ以前に、「いろいろな音が出て楽しい」というところからスタートします。小さな子どもは楽譜が読めませんので、すべての音を耳で聞いて音色の違いや高低を覚えていきます。

一音会ミュージックスクールの榊原彩子氏の研究によると、絶対音感の発達には臨界期があり、6歳を超えると絶対音感の習得は難しく研究結果が出ています。幼児期に楽器に触れることで絶対音感が身につくというのは、こうした幼少期の脳力や能力の驚異的な成長によって成し遂げられます。
参考:訓練開始年齢が絶対音感習得過程に及ぼす影響 榊原彩子

スポーツでも同じことで、器械体操などを幼児期に学ぶと、大人に比べていとも簡単に技を覚え披露できるようになることがよくあります。これは、子どもには身体的な柔軟性があり、精神面でも恐怖心がまだないからなのです。こうした特性を発揮する幼児期に、できるだけさまざまな活動を体験させてあげることはとても大事なことです。

習い事をたくさんさせるのは家計の事情から無理な場合も多いでしょう。しかし幼稚園や保育園によっては、積極的にさまざまな体験活動をさせてくれる所もあるので、こうした園を探すのも良いと思います。幼児教育は大切なことであり、そこから生まれた好奇心が次の新しいことへつながっていくため、手間を惜しまずに、子どもに合った通信教育などの習い事や幼稚園などを探しだして下さい。